書き暮らしのテフレッティ

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或る日の深夜から朝まで

久し振りに飲むルネスタで何とか入眠こそできたものの、真夜中、今までに見たことがないくらいの異常な夢をみた。我が家から車で数分のコンビニか、その向かいの交番のあたりへ私はどうやら逃げてきたらしく、息が上がっている感がある。するとまもなくして視界は転げたように仰向けのときのそれになり、今まで私が出会ってきた人々の顔が、夜空に、まるで盆提灯か何かのようにクルクルと回りながら見えて来、そして少し間があったのち、その回っている――しかも、彼らの顔がグニュっと入れ替わったり、伸縮を繰り返したりしている――顔が、転げて身動きの出来ぬ自分に迫ってくるのである。

そして、この一連の「出来事」は、どうしてもリアリティを感じるものがあって、ただひたすらに何かひたすらに声をあげている自分があり、「もしかして私は死ぬのだろうか?」とさえ感ぜられるものであった。文字通り夢中で声を上げつづけていたので、目が醒めた瞬間というのがまったくわからない。けれどもともかく、気が付けばベッドの上で、エビのようにというか、弓の形のようにというか、そんな可笑しな格好になっており、覚醒の間隔が曖昧な私は、「本当にベッドの上なのだろうか?」とか、「あれは夢だったのか?」「一人で外に行っていたのだろうか?」とか、自分が今置かれている状況がわからない状態であった。

0時55分の時計の針をみたのは覚えている。私の「覚醒後の現実」はそこから始まってしまった。ともかく「現実」を確かめたく、夜中1時前だというのに、母に電話してしまった。自分でも何が夢で何が現実かわからない状況に加え、薬の影響もあってか呂律が回らなかった。母の「いいから横になって休んでなさい」という一声で我に返り、ようやく、妻にお願いしデパス 1mg 2錠を持ってきてもらいそれを呑み、ようやく冷静さを取り戻した。

結局その後は一睡もできず、朝、妻と二人で朝食を食べていたら、その携帯が鳴った。実家からであった。妻の大叔母が亡くなったという訃報であった。晩に亡くなったらしい。あの夢は何だったのだろうか。